2024.01.08

 

元旦に大地震が起きましたね。

その後に飛行機事故・・・。

 

北陸の方々はもちろん

北陸に親族や知人のいる方も、恐怖と不安でいっぱいの事と思います。

東日本大震災で被災された方々も

一気に「あの時」に引き戻されたのではないでしょうか。

色々な思いが湧いて参りました。

 

そして日本で起きているから、やはり注目しますね。

 

しかしながら、今この瞬間も

世界中で様々な理由によって苦しんでいる人・動物・植物が存在しています。

 

地球という一つの星に生きる私たちは

「共存」

共に生きているのです。

 

見えていなくても、聞こえてこなくても

全ての生命に思いを馳せて「幸せでありますように」と念じ

小さなことからでも平和を実現させていくことが

地球に生きるものとしての使命なのではないでしょうか。  

 

 

   合 掌

 

 

2024.02.12

 

先月末に流行病にかかりまして、未だ後遺症に少々悩まされております

マスクの装着も自由になり

人と集う機会も増えつつありますが

まだまだ終わっていないのだなと思いました

 

さて、節分もとうに過ぎてしまいましたが・・・

私自身も「どうしてこんな事に!」

と思う出来事を、これまでいくつも経験してきました

 

振り返ってみれば

全て自分が引き寄せ、起きた事は必然であり

そして全てが必要だったと気付かされます

 

しかし渦中にいるときは、なかなかそうは思えず

七転八倒し、苦しみを味わい尽くすのです

 

ただ確実なのは

「今、ここから」という現実です

もがきながらも

自分の心と仏の智慧(悟りの心)に問いながら

とにかく行動してみたり、沈黙してみたり

試行錯誤していくうちに、少しずつ光が見えてくるのではないでしょうか

 

負の感情がサッと手放せたら、それは悟りに近い人です

これが出来たらどんなに楽か・・・

しかし不可能ではないことを忘れず

日々訓練だな・・・と、自分に言い聞かせながら書きました(笑)

 

 

 合  掌

 

 

 

2024.03.01

 

私たちは一人で生きていくことが出来ません

無数の他の力を借りて生かされています

 

しかし何事も頼り切ってしまい

物や人に振り回されていくと

「本当の自分」が見えなくなってしまいます

 

人の意見や情報を見聞きしても

(特にSNSの情報は膨大です!)

最後に決めるのは自分の意志です

 

持っていないものがあっても、人や物を失っても

自分の価値が下がることはありません

 

常に「自分の足で歩いているんだ」という気持ちを忘れずに

わが人生を生きていくことが大切なのではないでしょうか

 

合  掌

 

 

 

 

2024.04.01

 

今年はお彼岸も寒く、桜の開花がゆっくりで

これからが楽しみですね

 

さて、私は誰かとちょっとした摩擦が起きた時や

自分自身を見つめる時に、このエピソードを時々思い出します

 

誰からも好かれ、どんな人も好きになれたらいいのですが・・・

自分も相手も「好きな人・苦手な人」「合う・合わない」がありますね

 

一人ひとり価値観が違いますし、「良い・悪い」のルールも違います

 

人には波長があり、自分も相手も相性を何となく感じるものではないでしょうか

 

毎日会っていた人とも自然と疎遠になることもありますし

歳を重ねてから気の合う人に出会うこともあります

 

別れと出会いの多いこの季節

 

仮面を外した「ありのまま」の自分を生き

志を共にする人や「今の自分」と波長が合う人との出会いを楽しみに

さわやかな人間関係を築きたいですね

 

     合  掌

 

 

 

 

2024.05.01

 

日本人は「自己肯定感が低い」と言われています

謙虚さを忘れてはいけませんが

足りないものばかりを探すのが得意なようです

「私なんて・・・」と、つい口にしがちですね

 

しかし、誰もが不完全でありながらも

誰もが何かを頑張っているからこそ

今こうして私たちは存在しているのではないでしょうか

 

内にこもり、無視をしていたら、いつまでも見えてきません

発見するには努力が必要です

発見したら伝えましょう

 

その「頑張り」や能力を、自分自身の事も他の人の事も

お互いに発見しあい、もっと称えあい、補い合い、喜び合えたらいいですね。

                 

     合  掌

 

 

 

 

2024.06.01

 

子どもが小さい頃 怒りが沸き上がると

「私はどうして怒っているのか」

と自分に問いかけていたものです

心配だからなのか

ただ自分の思い通りにならないというエゴなのか

そこを見極めるだけで かなり怒る場面は減らせたように思います

もちろん失敗も沢山ありましたが(笑)

 

また、相手が怒っている場合も

「本当は何が不安なのかな・・・」と考え

相手の話をよく聞くことも大切かと思います

相手の背景を聞かせてもらうと

問題は全然違うところにあったりするものです

 

「自分の中の大切なもの」は人それぞれです

 

全てを解決することは難しいですが

怒りが湧いた時や怒りをぶつけられた時

その都度「ああ、何か不安なのだな」と考え

理解しようと努力し

お互いに信頼関係を築くことができるといいですね  

 

 

                  合  掌

 

 

 

 

 

2024.07.01

 

神社やお寺でお参りするとき

皆さんは何を思いながら手を合わせていらっしゃいますか?

かくいう私も、この教えに出会うまでは

「健康でいられますように」

「金運が上がりますように」

「彼氏ができますように」などなど、様々なお願いを神仏にしてきました

 

帰りにはお賽銭よりずっと高い屋台を堪能して帰ったものです

もちろん、そんな願いなど思い通りに叶うわけもなく

「全然ご利益ないじゃん」などと罰当りなことを思うこともしばしばありました

 

 しかし、人生の波に色々揉まれた今は

「あの辛い出来事は、自分の未熟さゆえに起きた当然の事だったのだな」

「そしてあの辛い出来事は、私に正しい道を教えてくれたなあ」

「努力していたら不思議なことが起きたなあ」

「宝物は私の周りにあったんだなあ」

と思うのです。

 

 今ある命や人との繋がりに感謝をし

自分だけでなく、他の人の幸せを願う

そんな日々を過ごしたいですね

 

            合   掌

 

 

 

 

 

2024.08.01

 

朝起きて、すぐにでも体を動かしたいと思えたのは

10代までだったように思います

 

ある人は、朝目覚めたらすぐには起き上がらず、鼓動を感じ

指の関節から少しずつ動かし始め、全身の機能に意識をめぐらせ

その機能に感謝し

起きたら何をするのかをイメージしてから起き上がるそうです

 

日中も幾度も同じように心身をリセットしてから次の行動・・・と繰り返し

床に着いてからも体の機能一つ一つに感謝してから眠るそうです。

 

時間と心に余裕がないとなかなか難しい習慣とは思いますが

そんな風に丁寧に生きられたらいいですね

 

感謝の心で生きている人は、どんな縁も「有難い」とプラスにしていく力があります

それが心の栄養となり周りの人にも良い縁を繋いでいくことができるのです

 

そんな素敵な縁が広がることを念じて・・・   合  掌

 

※ 夏休みで家にいた息子に題の下の絵を描いてもらいました。中央は私です

        一緒にアイディアを出しながら、楽しい時間でした

 

 

 

 

 

 

2024.09.01

 

お釈迦さまは「人は生まれたとき 口の中に斧が現れてくる」

とも説かれています。

時に人は「自分が正しいと思うこと」を振りかざし

相手を言い負かすことで達成感を味わおうとします

傷つけられた方は、いつまでもそのことにとらわ

また誰かを傷つけてしまうという連鎖を生んでしまうことも・・・

 

まずは相手を傷つけないよう努力することと

もし傷つけられた時は、出来るだけ早くその感情を手放し

他の人に「負の感情」が伝わらないようにしたいですね

 

同じことでも「言い方」によって伝わり方は大きく変わります

傷つけなくても、傷つかなくても、伝えることはできるんだよ

とお釈迦さまは教えて下さっています

 

そんなお釈迦さまですが ある人から

「お釈迦さまは相手を言葉で傷つけたことはないのですか。」と聞かれた際に

「無かったとは言い切れない。しかし慈悲の心(愛情)があってこそなのだよ。」と答えられたそうです。

すべての人々を我が子と同じように分け隔てなく

等しく慈悲の心で接したお釈迦様だから出てくる言葉だとしみじみ思いました。

                           合 掌

 

※ 今月の彼岸花は夏休みも終わる息子に描いてもらいました。花言葉は「悲しき思い出」「独立」

「あきらめ」「情熱」・・・。「独立で一本にした」そうです (^^♪

 

 

 

 

2024.10.01

 

なんて暑い夏だったことでしょう

待ちに待った涼しい風が嬉しいですね

 

アニメの孫悟空で、悟空が必死に方々に逃げ回っているのですが

上から声が聞こえてきて、見上げてみたら仏の顔があり

逃げ回っていたのは仏の手の中であった場面を思い出します

 

どんな時も、仏さまは共にいて下さるのですね

 

さて、今月は27日に浄広寺報恩講が開催されます

10時~12時過ぎまでと、コンパクトになっております

今回は「葬儀社はるか」代表取締役 小杉様に講演いただきます

ご葬儀だけでなく、高齢者のみでお住まいの方に寄り添う活動もされています

どんなお話が聞けるのか、私も楽しみにしております

 

どうぞお出かけくださいませ

 

 

 

2024.11.01

 

ゆっくりとした足取りで秋がやってきましたね

さて・・・・

 

「うらやましい」と言われると嬉しく思う気持ちは理解できます

「分かってるよ!」と言う感情も理解できます

なぜなら、かつては私もそうでしたから

今は完全にそういう心が無いかと問われたら・・・完全とは言えません

 

そして その後に残る「むなしさ」は痛いほど覚えています

 

自分を良く見せよう 存在を大きく見せようとすればするほど

「そうではない自分」を感じるからでしょう

偽物はすぐに見抜かれてしまうものですね

 

智慧のある人は言動の全てが自然のように見えますが

その裏には大変な努力があると思うのです

素晴らしい行動や言葉が自然に出るほどよく鍛錬され 

それを常に怠らない人なのではないでしょうか

 

例えば 掃除一つとっても どんな気持ちでしていますか?

他人に汚されると腹も立ちますが(笑)

腹を立てても綺麗にはなりませんし自分の精神が傷つくだけです

綺麗にすることに集中し 出来るだけ楽しみ 綺麗になったら喜ぶ

全てにおいてそのような心掛けが 少しずつ少しずつ自分の心を満たし

豊かな心になっていくのではないでしょうか

それは誰かに証明しなくてもいい 自分が知っていれば大丈夫という

ゆとりある心を得られるのです

 

 合  掌

 

 

 

 

 

 

2024.12.01

 

この記事を見た時に

「流石!!!」

と感嘆してしまいました

 

またこの記者会見で彼は

「相手をリスペクト(尊重・尊敬)しつつ、チームを鼓舞するという行動」

と述べています

決して相手をさげすんだり、非難しているだけではないのです

 

そんな心は怒りをも笑いに変え

更に沢山の人の心を掴んでいます

 

人に言われたこと、されたこと、失敗したこと、後悔すること、心配ごと

そういう事柄に心は簡単に占領されてしまいます

私も日々気を付けているところです

 

そんな気持ちにばかり占領されていると

幸せや喜びの入る場所がなくなり

自他共に優しさを向けることが難しくなります

 

心の大掃除をして

「今、ここに」気持ちを向けていきたいですね

 

今年もご覧いただきありがとうございました